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相棒 S2 8話「命の値段」

Season2 8話「命の値段」
2003年12月3日放送11.2%
監督:橋本一
脚本:櫻井武晴
プロデューサー:松本基弘(テレビ朝日)
香月純一、須藤泰司、西平敦郎(東映)
音楽監督:義野裕明 音楽:池頼広
撮影:上林秀樹 照明:高橋道夫
録音:谷村彰治 VE:石川友一
編集:只野信也 MA:藤沢信介
EED:谷内和正 音響効果:大野義彦(大泉音映)
美術:伊藤茂 装飾:田村康利(大晃商会)
装置:紀和美建 衣裳:小松沙和(東京衣裳)
スタイリスト:斎藤真喜子 メイク:石川麻紀美(入江美粧)
宣伝:坂内雅弘/村上篤(tv asahi) スチール:阿部昌弘
殺陣:二家元辰己 車両:アスカロケリース
タイトルバック:サワイアキヒコ( ビヨゴンピクチャーズ)
助監督:近藤俊明 進行主任:金井光則
スクリプター:内藤あい子 制作担当:今村勝範
制作デスク:清水亜紀 プロデューサー補:島川博篤(tv asahi)
仕上協力:東映ラボ・テック/TOVIC
技術協力:オーエイギャザリング
美術協力:高津装飾美術
衣装協力
ヒロタ(株)/CHOYA(株)/CRICKET/ピースクラウン
三松商事(株)/AVIREX USA/ALPHA INDUSTRIES INC
adidas/airwalk/撫松庵/MOGA/L'EQUIPE YOSHIE INABA
撮影協力
マウスコンピュータージャパン/富士通ゼネラル/NORITAKE
(株)警察時報社/コニカ(株)/TOSOトーソー
OA流通センター/DENON/エースバック/HAMILTON
CASIO/荒川下流河川事務所
制作:制作:tv asahi /東映
出演者
杉下右京/水谷豊
亀山薫/寺脇康文
奥寺美和子/鈴木砂羽
宮部たまき/高樹沙耶
伊丹憲一/川原和久
三浦信輔/大谷亮介
角田六郎/山西惇
内村莞爾/片桐竜次
中園照生/小野了
大木長十郎/志水正義
小松真琴/久保田龍吉
東映アカデミー/放映プロジェクト
宝映テレビプロ
あらすじ(公式サイトより引用)

大企業・神田グループのトップ、神田喜一が人を殺したと自ら通報してきた。
酔っていたため記憶ははっきりとしないが、庶民的な飲み屋が並ぶ人生横丁で
行きずりの男をビール瓶で殴り殺してしまったという。

しかし神田ともあろう人間が庶民的な人生横丁などで酒を飲むのだろうか。
不審を抱いた右京は、薫とさっそく聞き込みを始める。
が、どの店にも神田がやってきたという形跡はない。
神田の妻・礼子の話では神田が家を出たのが深夜1時ごろ。
自宅から人生横丁まで車で1時間はかかるが、
人生横丁の店は遅くても深夜2時には閉まってしまう。
ということは、神田は人生横丁で酒など飲めるはずがない…。

さらに右京らは被害者の久保田が勤務していた保険会社を訪ね、
久保田が神田の息子・陽一郎の死亡事故の示談を担当していた事実をつかむ。
陽一郎は5人のうち2人が死亡するモーターボートの事故に巻き込まれて死亡していた。
しかし既に賠償額3億円で示談は済んでいるようだった。

そして右京と薫は神田にすべての事実をぶつけると、
神田はあっさり意図的な殺害だったことを自供。
「たった一人の跡取り息子の賠償額がたった3億だったから」と動機を説明する。
これで事件は解決、と手柄にしようとする薫だったが、右京はなぜか納得していない。
賠償金の額に不満があれば、示談に応じる必要はないはず。
保険会社の関係者も、なぜ神田が今さら…と首をかしげる。
ただ、陽一郎といっしょに亡くなった辻篤志という青年の方は
まだ示談が済んでいないことが判明。右京らは篤志の母親を訪ねることにする。

篤志の母・真理子は人生横丁で飲み屋を経営。
示談が済んでいないことを聞くが、まだお金のことなど考えられないから、と素っ気無い。
が、店に飾ってあった篤志の写真が陽一郎と似ている、という
薫の言葉にヒントを得た右京は、神田と真理子がかつて恋人同士であり、
篤志が神田との間に出来た子供だったことをつかむ。

そんな事実を真理子にぶつけると、
真理子は神田が事故のあと自分たちを捨てた罪を償いたいとやってきた事実を明かす。
しかし、母子そろって捨てられた恨みはそう簡単に晴れるものではない。
真理子はすげなく追い返したが、事件があった日もしつこく神田は店に来たという。
やはり神田は誰かをかばって殺人を自供したに違いない。
右京らは再び神田を訪ね、事件の真相を聞き出そうとするが、
神田は殺したのは自分だと言い張る。

特命係に戻った右京と薫は
テレビで一連の神田喜一に関するニュースが流れているのを見る。
その中でアナウンサーが神田の息子・陽一郎の示談金が
2億5千万円近くになると言っている。
ということは同じ事故で亡くなった篤志にも同じ額の示談金が支払われるのだろうか…。
そのニュースから右京は重大な手がかりをつかみ、
薫とともにあらためて真理子のもとを訪ね事件について追求すると、
真理子は観念したように自白を始めた。

真理子は計画的に久保田を呼び出し、殺害したという。
そして神田がたまたまその現場に鉢合わせ、一緒に死体と凶器の破片を運び出し、
そして神田は真理子の代わりに自首したのだという。
そして真理子が久保田を殺害した理由、
それは神田の息子・陽一郎と自分の息子・篤志の示談金の差だった。
神田の息子・陽一郎の示談金が2億5千万円近くなのに対し、
久保田から提示された自分の息子・篤志の示談金は2千5百万円ほどだった。
まったく同じ事故で同じ年の人間が死んだにも関わらず、示談金は10倍も違う…。
しかも実は二人とも同じ神田喜一の子供…。
その事実に耐えられなくなった真理子はとっさにそばにあったビール瓶で久保田を…。

お金がほしかったわけじゃない。
ただ自分の子の命の値段を勝手に決められて、
しかもそれが神田喜一の息子の10分の1。
二人は同じ男の子供だというのに…。
しかしそれが人を殺害する理由にはならない。
それに神田に罪を着せたその瞬間、あなたは息子の命を利用したのではないか。
そう言われた真理子は愕然とし、その場に崩れてしまった…。

そして真理子が自首し、神田喜一は釈放されることになる。
神田はなぜそのまま自分を犯人にしてくれなかったんだと憤慨する。
神田は昔裏切ってしまった真理子へのせめてもの償いを果たしたかったらしい…。
しかし自首しようと思ったその瞬間、やっと神田は篤志の真の父親になれたのではないか。
右京がそう神田に告げると、神田の目は涙で一杯になった…。


S2 8話「命の値段」ロケ地

神田喜一/中原丈雄

辻真理子/麻丘めぐみ

久保田正/吉満涼太

神田礼子/五十嵐五十鈴

柳瀬和久/国枝量平

食堂のおばちゃん/青坂章子
丹下一
菊池一浩

ニュースアナウンサー/比佐廉
今泉朋子
村内貞介
 

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