-



相棒 S2 18話「ピルイーター」

Season2 第18話「ピルイーター」
2004年2月25日放送13.7%
監督:長谷部安春
脚本:輿水泰弘
プロデューサー:松本基弘(テレビ朝日)
香月純一、須藤泰司、西平敦郎(東映)
音楽監督:義野裕明 音楽:池頼広
撮影:会田正裕 照明:竹田勝三
録音:渡会民雄 VE:石川友一
編集:只野信也 MA:藤沢信介
EED:谷内和正 音響効果:大野義彦(大泉音映)
美術:丸山裕司 装飾:田村康利 (大晃商会)
装置:紀和美建 車両:アスカロケリース
衣裳:深野明美(東京衣裳) スタイリスト:斎藤真喜子
メイク:石川麻紀美(入江美粧) 宣伝:坂内雅弘/村上篤 (tv asahi)
スチール:阿部昌弘
タイトルバック:サワイアキヒコ( ビヨゴンピクチャーズ)
助監督:安養寺工 進行主任:守田健二
スクリプター:松橋章子 制作担当:今村勝範
制作デスク:清水亜紀 プロデューサー補:島川博篤(tv asahi)
仕上協力:東映ラボ・テック/TOVIC
技術協力:オーエイギャザリング
美術協力:高津装飾美術
衣装協力
ピースクラウン/CHOYA(株)/AINEXX/DAIEI/AVIREX USA
adidas/MORIRIN CO LTD/FeelFields
COMME CA IISM/THINK co LTD/air walk
堀越ネクタイ/撫松庵/M-CREWS/(株)ラブエル
撮影協力
マウスコンピュータージャパン/(株)富士通ゼネラル
TOSOトーソー(株)/(株)警察時報社/Nritake/OA流通センター
コニカ(株)/DENON/エースバッグ/HAMILTON /CASIO/(株)ヒラテ
CITIZEN/プリンセスバック/杏林大学/マスダ/オリエントホテル横濱開洋亭
上福岡(株)埼玉金周/横浜フィルムコミッション
制作:制作:tv asahi /東映
出演
杉下右京/水谷豊
亀山薫/寺脇康文
奥寺美和子/鈴木砂羽
宮部たまき/高樹沙耶
伊丹憲一/川原和久
三浦信輔/大谷亮介
角田六郎/山西惇
米沢守/六角精児
内村莞爾/片桐竜次
中園照生/小野了
大木長十郎/志水正義
小松真琴/久保田龍吉
大河内春樹/神保悟志
宝映テレビプロ/放映プロジェクト
芸優/東映アカデミー
あらすじ(公式サイトより引用)

警視庁警務部勤務の湊とOLの里香の心中と思われる遺体が発見された。
小指と小指を靴紐で結び、かみそりで頚動脈を切っていた。
妻のある湊にとって里香は不倫相手。
しかも無理心中とあっては警察にとって大スキャンダルになってしまう。
上層部は心中ということで細かいことには目をつぶろうとする。

そんな中、湊の上司だった大河内が特命係にやってきた。
「湊が女と心中するとは思えない」という大河内は、右京と薫に調べて欲しいという。
断れば聴聞会にかけられる可能性もある。
右京らは大河内の依頼を引き受けることにする。

改めて遺体を調べた右京らは里香の傷が自分でつけたものではないことを確認する。
どうやら先に里香を殺してから、湊が自殺したらしい。
これが無理心中ということになれば殺人事件だ。
捜査一課の伊丹らも動き出す…。

里香がアルバイトをしていた店のママによると、
湊が里香に一目ボレし、二人の関係が始まったらしい。
里香もすっかり湊に惹かれていたようだったが、肉体関係はなかったという。
そんな2人がいきなり無理心中などするのだろうか?
しかも、積極的だった里香からではなく、湊から無理心中を仕掛けるとは…。
右京らは首をかしげる。

事件を無理心中で立件しようとする動きの裏には
上層部の権力争いが絡んでいるという情報も入る。
様々な思惑が絡み合う中、捜査を続ける右京と薫は、
現場検証の写真からホテルの部屋に湊と里香以外に誰かが来ていたことをつかむ。
男と愛人、そしてもう一人となると、男の妻である可能性が高い。
右京らは湊の妻・杏子が事件に深く関わっているのではないかと推理する。

妻なら夫の浮気相手を殺す動機は十分ある。
さらに自分を裏切り浮気をした夫自身のことも許せずに殺害してしまった。
そして二人を無理心中したように偽装し、罪を逃れる…。
そんな犯行を予想する薫だったが、右京は否定する。
浮気相手を憎んで殺害した妻が、
夫と浮気相手が愛し合っていたことを認めてしまうような心中を偽装するだろうか?
右京は湊が自殺し、湊自身が心中を偽装したのではないかと考える。

右京らは急いで湊の妻・杏子の自宅を訪ねる。
が、杏子はいない。
大河内も様子を見に来ており、三人は部屋の中を調べる。
すると白い封筒が見つかり、中には杏子が書いたと思われる便箋が入っていた…。
右京がその内容を読もうとしたその時、薫が杏子を発見する。
風呂場で手首を切って絶命している状態で…。

便箋には、里香を殺害したのは杏子だと書いてあった。
あの日、杏子はホテルの部屋に湊と里香を別々に呼び出し、二人に別れるよう嘆願する。
しかし逆に里香も杏子に対して湊と別れてほしいと言い出す。
そしてその状況に耐えられなくなった杏子は、
思い余って持っていた剃刀で里香の首筋を切りつけてしまったという…。
杏子はしばらく呆然としていたが、湊に促され部屋から出る。
そしてその後、湊は里香と無理心中を図ったように見せかけ、自殺したのだった…。

杏子の死で、事件は終焉を迎えた。
しかし右京は湊の自宅で杏子の死体が発見されたとき、
大河内がベランダで一人泣いていたことに何か引っかかるものを感じる。
我々は本当に事件の真相に辿り着いたのだろうか?
そんな疑問を抱いた右京はあらためて大河内のもとを訪ねる。
確かに手紙は杏子によって書かれたもので、その内容も事実である。
ただ湊と里香の間に肉体関係はなかった。
もちろんプラトニックな愛情を否定する気はないし、倫理観が邪魔したのかもしれない。
しかしそれならば湊が里香のために自殺し、
心中に見せかけるような真似までするだろうか。
里香はカモフラージュでしかなく、本当は他に隠したい浮気相手がいたのでは。
右京はそんな考えを大河内にぶつける。

「やつが女と心中するとは思えない」
湊と里香の死体が発見されたとき、大河内は右京にそう言った。
普通に聞き流せば、それは湊が心中などするような人間じゃない、という意味に取れる。
しかし“女性”とは心中しない、そういう意味だったとしたら?
右京は湊の浮気相手は“男”だったのではないかと考えた。
もしそうだとしたら妻である杏子にはどんなことをしてでも隠しておきたいはず。
もちろんだからと言って事件の結果は変わらない。
しかしもし本当にそうだとしたら杏子は勘違いで殺人を犯し、自殺してしまい、
里香は奪われる必要のない命を奪われたことになり、
二人の死はまったく浮かばれなくなってしまう…。

そんな話を聞いていた大河内は湊の本当の浮気相手、それは自分だと告白する。
男を愛した罪がこんな結果を招いてしまったのか、男を愛することは悪いことなのか。
そう自問する大河内だったが、右京は大河内に対して愛することは悪くないと言う。
そしてそのことを隠していたことも非難されることではない、と。
しかし隠しておいたことが今回の悲劇を生んだことは間違いなかった。


S2 18話「ピルイーター」ロケ地

湊哲郎/山中聡

湊杏子/川越美和

中村里香/櫻井ゆか

阿部警務部長/石山雄大

パブゆう・ママ/前沢保美

山岸広報課長/吉田朝

村井総務部長/五王四郎

監察医/生木政壽

坂本人事第一課長/松本公成
岩田純


17話へ← →19話へ

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10

11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21

戻る   TOPに戻る



inserted by FC2 system