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相棒 S2 11話「秘書がやりました」

Season2 11話「秘書がやりました」
2004年1月7日放送9.2%
監督:和泉聖治
脚本:輿水泰弘
プロデューサー:松本基弘(テレビ朝日)
香月純一、須藤泰司、西平敦郎(東映)
音楽監督:義野裕明 音楽:池頼広
撮影:上林秀樹 照明:高橋道夫
録音:谷村彰治 VE:石川友一
編集:只野信也 MA:藤沢信介
EED:谷内和正 音響効果:大野義彦(大泉音映)
美術:伊藤茂 装飾:田村康利(大晃商会)
装置:紀和美建 衣裳:深野明美(東京衣裳)
スタイリスト:斎藤真喜子/西ゆり子
メイク:石川麻紀美(入江美粧) 福島久美子
宣伝:坂内雅弘/村上篤(tv asahi) スチール:阿部昌弘
タイトルバック:サワイアキヒコ( ビヨゴンピクチャーズ)
車両:アスカロケリース 助監督:東伸児
進行主任:金井光則 スクリプター:内藤あい子
制作担当:今村勝範 制作デスク:清水亜紀
プロデューサー補:島川博篤(tv asahi)
仕上協力:東映ラボ・テック/TOVIC
技術協力:オーエイギャザリング
美術協力:高津装飾美術
衣装協力
CHOYA(株)/ピースクラウン/三松商事(株)/AINEXX
AVIREX USA/adidas/air walk/ANNE KLEIN/NEXT
dress for bliss/COMME CA ISM/MARGON
アドスインターナショナル/REEF/BASLE28
HORIKOSHI/青山伊万里/BELLEVOGUE/撫松庵
撮影協力
マウスコンピュータージャパン/(株)富士通ゼネラル
TOSOトーソー/警察時報社/OA流通センター
コニカ(株)/DENON/エースバッグ/HAMILTON
CASIO/CITIZEN/プリンスバッグ/TAKE‐LIP
ADIRON/TISSOT/rev k shop
制作:制作:tv asahi /東映
出演者
杉下右京/水谷豊
亀山薫/寺脇康文
奥寺美和子/鈴木砂羽
宮部たまき/高樹沙耶
伊丹憲一/川原和久
芹沢慶二/山中崇史
米沢守/六角精児
中園照生/小野了
内村莞爾/片桐竜次
大木長十郎/志水正義
小松真琴/久保田龍吉
放映プロジェクト/藤プロダクション
芸優/宝映テレビプロ
東映アカデミー
あらすじ(公式サイトより引用)

衆議院議員・蜷川輝政の変死体が産廃処理場から発見された。
遺体は両手、両足など5つに切断された上にまっ黒焦げ。
鑑識の米沢から写真を見せられた薫は思わず目をそむけるが、
右京は冷静に分析し始め、さまざまな角度から撮られた写真を見つめる。

どうやら政治家の汚職を常に追及していた蜷川は、
かつて暴力団に襲われて重傷を負ったこともあるらしい。
今回も事件が明るみになってまずい関係者による謀殺という見方が有力なようだ。
しかし、右京は蜷川の遺体そのものに疑問を抱く。
切断するのも、焼くのも、遺体の身元を特定しにくくするため。
なぜ犯人は見ただけで身元がわかるぐらい中途半端に燃やし、
せっかくバラバラにした遺体をまとめて捨てたのか…。

蜷川の事務所を訪れた右京と薫は、
三峰涼子、吉池昌夫、風間ひさしという3人の秘書と対面。
議員バッヂについて質問する。
「バッヂ?」訝る涼子らに右京は、蜷川の遺体に議員バッヂがなかったことを指摘。
蜷川の息子・輝明も
背広なら必ずつけるほどバッヂを誇りにしていたのに、と首をかしげる。
秘書たちは一様に心当たりは無いというが、
本人が取ったのでなければ犯人が持ち帰った可能性が高い。
が、謀殺事件なら逆にバッヂをつけておいた方が効果的なはず。
右京は改めて「謀殺事件とは思えない」と涼子らに告げる。

父の後継者として出馬が決まった輝明に励まされ、
右京らが事務所を出ようとすると、蜷川の妻・るみ子が事務所にやってきた。
「あたしに見られるとマズイものでもしまいこんでいるかと思って」と、
引越しのため荷物を詰めた段ボールを引っ掻き回している。
輝明は右京らの視線を気にしてあわてて止めるが…。

依然として判然としない蜷川の死因に、
右京は急性心不全などで急死したのではないか、と推理する。
だとしたら、犯人は殺人のように見せたかったということになる。
可能性としてなくはないが、なぜ犯人はそんなわざわざそんな危険を冒したのか…。
薫の疑問にさすがの右京も「わかりません」というほかない。

それにしてもるみ子が言っていた「マズイもの」とは一体何なのか?
右京らは直接るみ子に質問をぶつけると、浮気の証拠を探していたのだという。
浮気をしていても秘書の涼子がすべて証拠を隠していたとか。
るみ子は議員秘書など議員のためなら
妻も欺くし、世間も欺く、場合によっては議員本人を欺くこともある、と吐き捨てる。
永田町の常識は世間の非常識…。
その言葉を肝に銘じておけば事件も解決する。
そんなるみ子の言葉に、右京らは謎を解くカギを感じる。

右京と薫は再び三峰とともに事件が起こったホテルを訪れ、
三峰に蜷川が拉致されたとされる状況について問い質す。
どうやら蜷川は「お勉強の時間」と称して、
ホテルの別の部屋で愛人と過ごしていたらしい。
しかしいつもは長くても2時間くらいで戻ってくるにも関わらず、
その日に限っては3時間以上経っても戻ってこなかったという…。

そんなやり取りをしていると、三峰の携帯に吉池から電話が入った。
吉池たちも警察の人間と話しているという。
右京たちがそこへ向かうと、警察の人間というのは伊丹と芹沢だった。

とあるマンションの一室でホステスの死体が発見されたのだが、
なんとそのホステスの銀行口座に蜷川の事務所から500万円振り込まれていたという。
三峰によるとそれは“手切金”とのこと。
どうやらそのホステスは蜷川の愛人で、蜷川が拉致されたときに一緒にいたのでは?
しかも手切金が振り込まれたのは、なんと事件当日だったという…。

「主人に酷いことした連中」。
その言葉の意味がわかった右京は薫とともにあらためてるみ子のもとを訪ねる。
やはり死んだホステスは事件の当日、蜷川と一緒にいたらしい。
しかも蜷川は拉致されたのではなく、心臓麻痺による死亡、いわゆる“腹上死”だった。
世間体の悪い亡くなり方なので、もちろん公表は出来ない。
ホステスの口座に振り込まれたお金も“手切金”ではなく、いわば“口止め料”。
そして本来ならばそのまま執務中の突然死とでも公表すれば済んだはず。
しかし秘書の三人は逆にその死を
汚職追及の末に報復を受けた悲劇のヒーロー像を作り上げるために利用した…。

やはり永田町の常識は世間の非常識だった…。
しかしならばなぜホステスは事務所から
多額の“口止め料”が支払われているにも関わらず殺されなければならなかったのか。
少なくとも秘書の3人が殺す必要はない。
なんとホステスを殺したのはるみ子だった。

蜷川の浮気の証拠を掴んでいたるみ子はその相手知りたさに、ホステスのもとを訪ねた。
口止め料が支払われていることを知り、秘書たちが何を企んだのかを理解した。
しかしホステスはそこで話が違う、警察へ行くと言い出す。
それを聞いたるみ子はとっさにホステスを黙らせないと、と思い
近くにあった壷でホステスを殴り殺してしまったという…。
るみ子は、その時“妻”の立場でいられたらこんな馬鹿げたことはしなかったという。
“議員の”妻ではなく…。
「まるで異星人」。薫は三峰やるみ子たちのことをそう言い放った。
しかし右京はこう答えた。
「向こうもそう思っていますよ。どうしてあの人たちには理解できないのだろうかって」


S2 11話「秘書がやりました」ロケ地

蜷川るみ子/今陽子

三峰涼子/室井滋

吉池昌男/菅原大吉

風間ひさし/木下政治

蜷川輝政/十貫寺梅軒

日本改革党・党首/児玉頼信

蜷川輝明/久松信美

取調室の男/大村波彦

香川晃代/山崎えり
大川聖一郎

捜査員/津村和幸

蜷川事務所・事務員/以倉いずみ
田崎正太郎
上下宣之

アナウンサー/比佐廉(ノンクレジット)
 

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